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事業系廃棄物の処理方法やかかる費用は?〜埼玉編〜

2021/06/03
日常生活を送る上でどうしても出てきてしまうごみ。それは事業活動を行う中でも同じことです。

ごみは正式には「廃棄物」と呼ばれ、排出者やその種類によって分類され、それぞれ処理方法等が異なります。
一般廃棄物・産業廃棄物についての記事はこちら

基本的に、一般家庭から排出されたごみは「家庭系一般廃棄物」に分類され、事業者から排出されたごみには「事業系一般廃棄物」「産業廃棄物」に分類されます。事業系一般廃棄物は「事業系廃棄物」「事業系ごみ」とも呼ばれます。


「産業廃棄物」および「事業系一般廃棄物」といった事業活動に伴って生じる廃棄物の処理等については、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)」で、事業者自らの責任において適正に処理しなければならない、また自ら処理しなければならないとされています。

事業系一般廃棄物とは?

事業活動に伴って生じた廃棄物のうち、産業系廃棄物以外のものを事業系一般廃棄物といいます。
事業系一般廃棄物として、具体的には以下に掲げる種類があげられます。

普通ごみ生ごみ、再生できない紙くず、木くず、繊維くず等
道路・公園ごみ道路、公園及び河川の清掃により発生するごみ
しさ・ふさ水再生センター等から発生するしさ及びふさ
汚でい浄化槽から発生する汚でい、建築物の排水槽から発生するし尿を含む汚でい、事業系の仮設便所から発生するし尿及びその他一般廃棄物汚でい
動物死体動物の死体及びふん尿
医療廃棄物医療機関等から発生する血液等が付着した紙くず、繊維くず(脱脂綿、ガーゼ等)、手術等により排出される臓器等
廃家電特定家庭用機器廃棄物(テレビ、冷蔵庫、エアコン、洗濯機等)

※特定の業種から排出されると「産業廃棄物」になるものもあります。

事業系廃棄物を処理する方法は?

事業系一般廃棄物は、家庭系一般廃棄物の集積所に出すことはできません。そのため主に以下の方法で処理されます。

  • 直接処理施設へ搬入する
  • 行政に委託
  • 許可業者に収集・運搬を委託する

直接処理施設へ搬入する場合
処理施設の受け入れ基準に従い、ごみを持ち込みます。10kgにつき100~200円など処分手数料がかかる場合が多いです。自己搬入のルールは各市区町村によって異なります。

行政に委託する場合
有料シールや有料袋を購入して、家庭系一般廃棄物のように行政に収集・処分を委託します。条件や価格は各市区町村によって異なります。

許可業者に収集・運搬を委託する場合
外部委託の場合、一般廃棄物処理業者と書面で契約を結ぶ必要があります。契約締結までの流れは以下の通りです。

委託契約締結までの流れ
STEP1事業系一般廃棄物の量と種類を確認
STEP2:許可を受けた一般廃棄物処理業者を探す(許可業者は、市区町村のホームページから探せます)
STEP3:委託業者と収集・運搬の頻度や方法、料金について相談
STEP4:委託契約書を締結

かかる費用などは?

事業系一般廃棄物の処分費用は地域や業者によって異なります。というのも、一般廃棄物を焼却処分するための費用が各地域でバラバラのためです。この焼却処分の単価が料金設定の根源となりますので、同じ都道府県内・同じごみ品目でも値段に幅が出てくることが多いのです。
自治体によっては、事業系一般廃棄物を処理に出すとき、有料の袋やシールを使用しなければならないところもあります。

また、有料で行政に委託する場合についても、自治体によって収集条件や価格が異なります。
なお、委託するには自治体に届け出を提出が必要なことが主ですので、提出先などについては各市町村にお問い合わせ、ホームページにてご確認ください。

埼玉県内の事業系一般廃棄物の処分費用

市町名

処分単価(円/kg

自治体で収集が可能な範囲

袋・シール制度等の有無
種類・価格等

回収頻度

許可業者数

さいたま市

17/1kg(税込)


なし


89

川越市

170/10kg(税込)


なし


44

熊谷市

【可燃】180/10kg
【不燃】200/10


なし


72

川口市

220/10kg


事業系一般廃棄物を排出するときは、黄色半透明袋を使用。価格は小売店による


31

行田市

150/10kg


なし


37

秩父市

800/100㎏(内税)


なし



所沢市

250/10kg


なし


42

飯能市

200/10kg


なし


18

加須市

130/10kg


なし


21

本庄市

200/10kg

1収集日に排出する量が児玉郡市共通の事業用認定袋で2袋まで、1袋の総重量が8キログラム以下

各販売店で定めている価格


34

春日部市

21/kg


なし


41

狭山市

210/10


なし


36

羽生市

120/10㎏(税込)


なし


17

深谷市

180/10




8

草加市

210/10kg


なし


9

越谷市

210/10


なし


27

蕨市

220/10kg


ごみを排出する際は、ピンク色の指定袋(蕨市・戸田市共通)を使用、45L 3,722/130セット入り・70L 3,160/120セット入り・90L 4,330/130セット入り (税込)


17

戸田市

220/10kg


ごみを排出する際は、ピンク色の指定袋(蕨市・戸田市共通)を使用、45L 税込3,722/130セット入り・70L 税込3,160/120セット入り・90L税込4,330/120セット入り


20

入間市

230/10kg(税込)


なし


41

朝霞市

220/10kg


なし


13

志木市

460/10kg(税込)


なし


18

和光市

220/10kg

定期的に少量のごみが発生する事業者や直接搬入できる車両がないなどの場合

シール:3,000/10

可燃:週2

11

新座市

可燃ごみ・不燃ごみ・ペットボトル20キログラム当たり460円、ビン20キログラム当たり340


なし


9

桶川市

230/10kg


なし


27

久喜市

220/10kg


なし


35

北本市

180/10kg


なし


24

八潮市

210/10


なし


8

富士見市

460/20kg以下


なし


12

三郷市

210/10


なし


6

蓮田市

143/10㎏(税別)


なし


23

坂戸市

240/10kg


なし


25

幸手市

指定袋に含まれる


ごみを排出する際は指定袋を使用。
70L 1,100/1パック(10枚入り)
45L 700/1パック(10枚入り)
30リットル500/1パック(10枚入り)


24

鶴ヶ島市

230/10kg


なし


31

日高市

250/10kg


なし


14

吉川市

210/10


なし


6

ふじみ野市

220/10kg


なし


8社

白岡市

143/10㎏(税別)


なし


23

伊奈町

230/10kg


なし


27

三芳町

220/10kg


なし



毛呂山町

23/kg(税込)ただし、軽量は10kg単位


なし


31

越生町

23/kg(税込)、ただし、軽量は10kg単位


なし


31

滑川町

200/10㎏(税込)


なし


2

嵐山町

200/10㎏(税込)


なし



小川町

200/10㎏(税込)


なし


3

川島町

250/10kg


なし


16

鳩山町

230/10kg


なし


31

ときがわ町

200/10㎏(税込)


なし


5

横瀬町

800/100㎏(税込)

秩父広域市町村圏組合に収集を申請する場合

可燃ごみ、不燃ごみ別に専用の指定袋の排出量が1回平均15個までの場合は、月額2,000円。
出すときに事業系専用の指定ごみ袋を使用。
1セット(10枚入り) 1,100円


27

皆野町

800/100㎏(内税)

秩父広域市町村圏組合に収集を申請する場合

可燃ごみ、不燃ごみ別に専用の指定袋の排出量が1回平均15個までの場合は、月額2,000円。
出すときに事業系専用の指定ごみ袋を使用。
1セット(10枚入り) 1,100円


31

長瀞町

800/100㎏(内税)

秩父広域市町村圏組合に収集を申請する場合

可燃ごみ、不燃ごみ別に専用の指定袋の排出量が1回平均15個までの場合は、月額2,000円。
出すときに事業系専用の指定ごみ袋を使用。
1セット(10枚入り) 1,100円


31

小鹿野町

800/100㎏(税込)

秩父広域市町村圏組合に収集を申請する場合

可燃ごみ、不燃ごみ別に専用の指定袋の排出量が1回平均15個までの場合は、月額2,000円。
出すときに事業系専用の指定ごみ袋を使用。
1セット(10枚入り) 1,100円


31

東秩父村

200/10㎏(税込)


なし


2

神川町

200/10kg


なし


23

上里町

40/10kg


なし


35

寄居町

180/10kg


なし


21

宮代町

220/10kg


なし


31

杉戸町

800/100kg 以降10kg毎に80円加算


なし


23

松伏町

210/10


なし


3


今回は埼玉県での事業系一般廃棄物の処理方法について見てきました。いかがでしたでしょうか?
他の地域については下記からご覧ください。

事業系一般廃棄物を処理するために、まず
自分で持ち込むか、行政に委託するか、外部に委託するかから始まって、
回収時間は? 回収頻度は? 運搬費は? 処分費は? 更新料は? 価格は定額か変動か?
など、気にしたり、決めなければならないことがたくさんあります。

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