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コンクリートガラとは?建設現場での分類・処分方法・費用まで実務目線で解説

2026/03/17

解体工事や改修工事、道路工事などの建設現場では、コンクリートの破片が大量に発生します。こうした破片は現場では一般的に「コンクリートガラ」「コンガラ」と呼ばれています。

ただし「コンクリートガラ」は法律上の正式名称ではありません。廃棄物処理法では発生工程によって産業廃棄物の区分が決まり、処理方法やマニフェストの記載内容もそれに合わせて整理する必要があります。分類を誤ると処理施設で受入不可になるだけでなく、追加費用やマニフェスト不整合の原因になることもあります。

本記事では、建設現場で発生するコンクリートガラについて、産業廃棄物としての分類、混同されやすい廃材の扱い、処分とリサイクルの流れ、費用の考え方までを実務目線で解説します。

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コンクリートガラとは

コンクリートガラとは、建物や構造物の解体、撤去、改修などによって発生するコンクリート破片のことを指す建設現場の用語です。解体工事や道路工事では、コンクリート塊や舗装破片などが大量に発生するため、現場ではこれらをまとめて「ガラ」と呼ぶことがあります。

廃棄物処理法上では、建設工事に伴って発生したコンクリート破片は産業廃棄物の「がれき類」に該当することが一般的です。がれき類とは、工作物の新築、改築または除去に伴って発生するコンクリート片、アスファルト片、レンガ片などの破片類を指す産業廃棄物区分です。

建物の解体工事や道路舗装の撤去などで発生したコンクリート破片は、このがれき類として処理されるケースが多くなります。ただし、コンクリート破片のすべてが必ずがれき類になるわけではありません。発生工程によっては別の産業廃棄物区分として扱われる場合もあります。

コンクリートガラとコンクリートくずの違い

同じコンクリートの破片でも、発生した工程によって産業廃棄物の区分が変わることがあります。特に混同されやすいのが「コンクリートくず」という区分です。

建設工事において、建物や道路などの構造物を解体・撤去した際に発生するコンクリート破片は、産業廃棄物の「がれき類」として扱われることが一般的です。一方で、建設工事の除去工程以外で発生したコンクリート片は、「ガラスくず、コンクリートくず及び陶磁器くず」という区分に整理される場合があります。

例えば、次のようなケースが該当します。

・コンクリート製品の製造工程で発生した破片
・プレキャスト製品の不良品
・新築工事の施工工程で生じたコンクリートのはつりくず

このように、分類は見た目ではなく発生工程によって判断する必要があります。現場では同じような破片に見えるため、排出時には発生した工事工程を整理しておくことが重要です。

がれき類に該当する主な建設廃材

がれき類はコンクリートだけを指すものではなく、建設工事で発生する破片類を広く含む区分です。代表的な例として次のようなものがあります。

・コンクリート破片
・アスファルトコンクリート破片
・レンガ片
・コンクリートブロック片
・石材の破片

これらは建物や道路などの構造物の一部として使用されていた材料であり、解体や撤去の際に発生する破片として扱われます。

判断に迷う場合は、その材料が「工作物の一部として使われていたものかどうか」を基準にすると整理しやすくなります。例えば道路舗装を撤去した際に発生するアスファルト片は、道路という工作物の一部であったため、がれき類として扱われます。



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紛らわしい廃材(モルタル・ALC・タイルなど)

解体工事ではコンクリートガラ以外にもさまざまな材料が混在します。代表的なのがモルタル、ALC、タイル、陶磁器などです。

モルタルはコンクリートに似た外観を持ちますが、左官仕上げ材として使用されることが多く、仕上げ材や接着材が混ざりやすいという特徴があります。ALCは軽量気泡コンクリートであり、通常のコンクリートとは密度や構造が異なります。

これらの材料は法令上の区分だけでなく、処理施設の受入基準によって扱いが異なることがあります。施設によってはコンクリートガラとして受入できないケースもあるため、事前に受入条件を確認しておくことが重要です。

また、タイルや衛生陶器などは「ガラスくず、コンクリートくず及び陶磁器くず」として扱われる場合もあります。解体現場ではコンクリート塊と混載しないように分別しておくことで、処理トラブルを防ぐことができます。

建設現場でのコンクリートガラ処分の流れ

コンクリートガラは多くの場合、中間処理施設で破砕処理され、その後再資源化されます。一般的な処理の流れは次のとおりです。

・現場で分別して搬出
・収集運搬業者が中間処理施設へ運搬
・破砕処理を行う
・鉄筋などの金属を除去
・粒度ごとに選別
・再生材として出荷

破砕処理されたコンクリートは、再生砕石や再生路盤材として道路工事や造成工事などに利用されることが多く、建設廃棄物の中でもリサイクル率が高い分野とされています。

ただし、木片、プラスチック、断熱材、石膏ボード、土砂などが混入している場合は再資源化が難しくなり、処理費用が増える原因になります。そのため、解体現場での分別が処理コストに大きく影響します。

建設現場で注意したい分別ポイント

コンクリートガラを適切に処理するためには、現場での分別が重要です。特に次の点を確認しておくとトラブルを防ぐことができます。

・コンクリートガラの発生工程
・鉄筋の有無(有筋か無筋か)
・粒径の大きさ
・木材やプラスチックなどの混入
・土砂や泥の付着

これらの条件は処理施設の受入基準に影響するため、契約前に確認しておくと安心です。


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コンクリートガラの処分費用の目安

コンクリートガラの処分費用は地域や条件によって大きく変動するため、一律の相場はありません。ただし一般的な目安としては、次のような要素によって費用が決まります。

・廃棄物の量
・粒径の大きさ
・鉄筋の有無
・異物混入の程度
・運搬距離

一般的な中間処理費用の目安としては、数千円/トン程度で設定されているケースが多いですが、地域や条件によって大きく変動します。特に異物混入が多い場合や粒径が大きい場合は追加費用が発生することがあります。

また、現場の搬出条件や車両制限、待機時間なども運搬費に影響するため、見積り時には処理費だけでなく運搬費も含めて確認することが重要です。

コンクリートガラのマニフェスト記載の考え方

コンクリートガラを産業廃棄物として処理する場合、マニフェストの記載内容は実際の廃棄物と一致している必要があります。

建設工事の解体や撤去で発生したコンクリート破片の場合、品目は「がれき類」として記載されるケースが一般的です。ただし、処理施設の受入条件や契約内容によって記載方法が異なる場合もあります。

マニフェストの品目と実際の廃棄物が一致していない場合、搬入停止や行政指導の原因になる可能性もあるため、排出事業者と処理業者の間で事前に確認しておくことが重要です。

コンクリートガラに関するよくある質問

Q. コンクリートガラとは何ですか

A. コンクリートガラとは、建物や道路などの解体工事や撤去工事で発生するコンクリート破片を指す建設現場の通称です。
法律上の正式名称ではありませんが、建設工事で発生したコンクリート破片は、廃棄物処理法では産業廃棄物の「がれき類」として扱われることが一般的です。


Q. コンクリートガラは産業廃棄物ですか

A. 建設工事で発生したコンクリートガラは、基本的に産業廃棄物として扱われます。
特に建物の解体工事や道路舗装の撤去で発生したコンクリート破片は、産業廃棄物の「がれき類」に該当するケースが多くなります。


Q. コンクリートガラとがれき類は同じ意味ですか

A. コンクリートガラは現場で使われる呼び方で、がれき類は廃棄物処理法上の区分です。
建設工事で発生したコンクリート破片は、実務では「がれき類」として処理されることが多いですが、発生工程によっては別の産業廃棄物区分になる場合もあります。


Q. コンクリートガラとコンクリートくずの違いは何ですか

A. 違いは発生した工程です。
解体工事や撤去工事で発生したコンクリート破片は「がれき類」として扱われることが多い一方、製造工程や施工工程で発生したコンクリート片は「ガラスくず、コンクリートくず及び陶磁器くず」に分類される場合があります。


Q. コンクリートガラはどのように処理されますか

A. 一般的には中間処理施設で破砕処理され、再資源化されます。
破砕後は鉄筋などの金属を除去し、粒度ごとに選別されたうえで再生砕石や再生路盤材として道路工事や造成工事などに再利用されることが多くなっています。


Q. コンクリートガラに鉄筋が入っていても処理できますか

A. 鉄筋入りコンクリートでも処理は可能です。
中間処理施設では破砕後に磁力選別を行い、鉄筋などの金属を除去する工程があります。ただし鉄筋量が多い場合は受入条件や処理費用が変わることがあります。


Q. コンクリートガラと他の廃材を混ぜて処分できますか

A. 原則として分別して処分する必要があります。
木材、プラスチック、断熱材、石膏ボードなどが混入すると再資源化が難しくなり、処理施設で受入不可になることや追加費用が発生する場合があります。


Q. コンクリートガラの処分費用はどのくらいですか

A. 処分費用は地域や条件によって大きく異なります。
廃棄物の量、粒径、鉄筋の有無、異物混入の程度、運搬距離などによって費用が変動するため、具体的な費用は処理業者に見積りを依頼して確認する必要があります。


Q. コンクリートガラのマニフェストはどのように記載しますか

A. 解体工事などで発生したコンクリート破片の場合、一般的には品目を「がれき類」として記載します。
ただし処理施設の受入条件や契約内容によって記載方法が異なる場合もあるため、排出事業者と処理業者の間で事前に確認することが重要です。


Q. コンクリートガラを処分する際に注意することは何ですか

A. 発生工程の確認と分別が重要です。
コンクリート破片がどの工事工程で発生したものかを確認し、木材やプラスチックなどの異物をできるだけ取り除いて分別しておくことで、処理施設での受入トラブルや追加費用を防ぐことにつながります。

まとめ

コンクリートガラは建設現場で使われる通称であり、廃棄物処理法上は発生工程によって産業廃棄物の区分が決まります。解体工事や撤去工事で発生したコンクリート破片は「がれき類」として扱われることが多い一方、製造工程や施工工程で発生した破片は「ガラスくず、コンクリートくず及び陶磁器くず」に分類される場合があります。

処理の実務では、中間処理施設で破砕・選別を行い、再生砕石や再生路盤材として再利用されるケースが一般的です。リサイクルを円滑に進めるためには、現場での分別と異物除去が重要になります。

コンクリートガラの処理では、発生工程の確認、分別の徹底、処理施設の受入条件の確認を行うことで、処理トラブルや追加費用を防ぐことができます。建設現場ではこれらのポイントを理解しておくことで、適正処理とコスト管理の両方につながります。

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名前: 鈴木 音葉 (Otoha Suzuki)
経歴:2019年にエコブレインに入社。以降5年間、広報部での経験を活かし、環境保護の重要性を広めるための活動に尽力している。特にデジタルマーケティングとコンテンツ制作に強みを持ち、多くの記事を執筆している。
趣味: 読書、ヨガ、カフェ巡り
特技: クリエイティブライティング、データ分析とマーケティング戦略立案

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