【2025年最新版】ガステーブルの捨て方をわかりやすく解説|費用・手順・注意点まとめ

ガステーブル(ガスコンロ)は、毎日の調理に欠かせない設備です。しかし、寿命やリフォーム、IH化、引っ越しなどで不要になったとき、「どう捨てるのが正しいのか」「どこに頼めば安全か」と悩む方も多いのではないでしょうか。
ガステーブルは家電リサイクル法の対象外で、多くの自治体では粗大ごみに分類されます。ただし、ガス機器である以上、取り外しや廃棄方法を誤るとガス漏れや火災などの事故につながる可能性があるため、安全性に配慮し、正しい手順で処分することが重要です。
1.ガステーブルの種類と処分の考え方
ガステーブルのタイプによって、処分方法や取り外しの手順が変わります。まずはお持ちの機種を確認しましょう。
● 据え置き型(テーブルコンロ)
・ゴムホースを使ってガス栓につなぐタイプ
・取り外しが簡単で、家庭でも作業できる
・自治体の粗大ごみ回収や買取サービスなど選択肢が多い
● ビルトインコンロ
・システムキッチンに組み込まれているタイプ
・ガス配管や電気配線と一体化しており、取り外しには資格が必要
・撤去後の本体のみ粗大ごみに出せるが、取り外しは専門業者対応が基本
● カセットコンロ(卓上コンロ)
・アウトドアや防災用として使用される携帯型
・本体は不燃ごみ・小型家電扱いの場合が多い
・ガスボンベの処分は特に注意が必要で、穴を開けずに資源ごみとして出す自治体が増加中
2.ガステーブルの寿命と交換の判断ポイント
ガステーブルには安全に使用できる年数の目安があります。
● 標準使用期間は「製造から約10年」
ガス機器メーカーやガス事業者は、標準使用期間を約10年としています。
それを過ぎると部品供給が終了し、故障や事故のリスクが高まります。
● 買い替えを検討すべき症状
・点火しにくい
・火力が弱い、赤火が増えた
・ガス臭を感じる
・グリルの着火に問題がある
● 古い機種は安全装置が不十分な場合も
2008年以前の機種には調理油過熱防止装置や立ち消え安全装置がない場合があります。安全面からも早めの交換が望ましいです。

3.主なガステーブルの処分方法と特徴
複数の処分方法があり、費用・手間・安全性などで比較できます。
● 自治体の粗大ごみ回収
・最も安く、安全に処分できる方法
・受付センターやWEBで申込み→粗大ごみ処理券を購入→指定日に屋外に出す
・費用目安は数百円〜数千円程度
● クリーンセンターへの持ち込み
・自分で施設へ持ち込む方法
・予約不要の自治体もあるが、事前確認が必要
・処理費用は重さや個数によって変動
● 家電量販店やガス販売店の引き取りサービス
・新しいガステーブルを購入する際に、旧機種を引き取り
・設置・取り外し・処分を一括で依頼可能
・キャンペーンで無料回収になる場合も
● 引っ越し業者による回収
・引っ越しと同時にガステーブルを処分可能
・家具や家電とまとめて回収してもらえる
・必ず見積もり時に「ガス機器の処分可否」を確認
● 不用品回収業者に依頼
・即日・大量回収など柔軟な対応が可能
・しかし無許可業者による不法投棄に注意
・産業廃棄物収集運搬業や古物商許可の有無を確認必須
● リサイクルショップ・フリマアプリで売却
・製造年が新しく、安全装置が付いたモデルは売却可能
・査定前に掃除や動作確認をすると高評価に
・フリマの場合は梱包・発送の手間がかかる
● 家族や友人に譲渡
・動作確認を一緒に行い、ホースや電池など付属品の状態も説明しておくと安心
● 業務用・大型ガス機器は専門業者へ
・事業活動で使用されたガス機器は産業廃棄物扱い
・許可業者と処分委託契約やマニフェストが必要になる場合も
4.ガステーブルの取り外し時の安全ポイント
ガスを扱うため、取り外しには注意が必要です。
正しい取り外し手順
- ガス栓を完全に閉める
- 火をつけて残ったガスを燃焼させる
- 火が消えたらゆっくりガスホースを外す
- 接続部やホースの劣化がないか確認
※ガス臭を感じたら作業を中断し、ガス事業者へ連絡してください。
※ビルトインコンロの取り外しは、必ず有資格者に依頼すること。

5.カセットコンロ・ガスボンベの処分方法
カセットコンロ本体よりも、ガスボンベの処理が重要です。
近年の主なルール
・屋外でガスを使い切る
・穴を開けず、資源ごみとして指定日に出す
・自治体によって区分や方法が異なるため、必ず最新情報を確認
火災事故の多くはボンベの誤廃棄が原因であるため、取り扱いには十分な注意が必要です。
6.修理と買い替えの判断基準
修理が適しているケース
・製造から10年未満
・不具合が軽微で、修理費が安い
買い替えが適しているケース
・製造から10年以上経過
・安全装置がない古いモデル
・修理費が高額
最新モデルは安全装置や省エネ性能が向上しており、長期的には光熱費の節約や安心感にもつながります。

ガステーブルの処分に関するよくある質問
Q1:ガステーブルは家電リサイクル法の対象ですか?
ガステーブル(ガスコンロ)は家電リサイクル法の対象ではありません。多くの自治体では粗大ごみや不燃ごみとして処分できます。ビルトインタイプは取り外し作業が必要なため、専門業者への依頼が推奨されます。
Q2:自治体の粗大ごみに出すときの手順は?
自治体の受付窓口やウェブサイトで申し込み、処理券を購入します。処理券をガステーブルに貼り、指定日に収集場所へ出せば回収されます。品目やサイズは事前に確認しておくと安心です。
Q3:据え置き型ガステーブルの取り外しは自分でできますか?
元栓を閉めて残りガスを燃焼させ、ホースを慎重に外すなど、正しい手順を守れば自己対応も可能です。ただし、ガス臭や劣化がある場合、またビルトインコンロの場合は専門業者に依頼するのが安全です。
Q4:カセットコンロやガスボンベの処分方法は?
カセットコンロ本体は不燃ごみなどとして処分できます。ガスボンベは中身を完全に使い切ったうえで、自治体が指定する資源ごみや危険ごみに出します。最近は穴を開けずに出すよう求める自治体も増えています。
Q5:ガステーブルはフリマアプリやリサイクルショップで売れますか?
状態が良く製造年の新しいモデル、安全装置付き、人気メーカー品であれば売却できる可能性があります。動作確認済みであることや、型番、製造年、安全機能の有無を明記すると成約しやすくなります。
Q6:不用品回収業者に依頼する際の注意点は?
産業廃棄物収集運搬業や古物商の許可を持つ業者かどうかを確認してください。見積もりの内容や追加費用の有無も事前に確認し、極端に安すぎる業者には注意が必要です。適正処理を行う業者を選びましょう。
Q7:業務用ガスコンロはどこに依頼すれば良いですか?
業務用や大型のガス機器は家庭ごみでは出せません。産業廃棄物処理業者に依頼し、必要に応じてマニフェスト(産業廃棄物管理票)の取り交わしも行います。許可業者に相談するのが安心です。
Q8:買い替え時に販売店で引き取ってもらえる?
家電量販店やガス機器販売店では、買い替え時に古いガステーブルの引き取りや下取りを行うサービスがあります。キャンペーンやポイント還元が適用される場合もあるため、購入前に確認するのがおすすめです。
Q9:ガス漏れの疑いがある場合の対処方法は?
元栓を閉め、窓を開けて換気し、火気の使用は避けます。その後、都市ガスはガス事業者、プロパンガスはLPガス販売店に連絡します。自分で修理や分解は絶対に行わないようにしましょう。
Q10:友人や知人にガステーブルを譲るときの注意点は?
譲渡前に点火や火力などの動作確認を行い、使用年数や安全装置の有無、状態を伝えておくことが大切です。故障や不具合時の対応についてあらかじめ話しておくと、トラブル防止につながります。
まとめ|安全・確実にガステーブルを処分するために
ガステーブルの処分方法は、自治体回収・販売店引き取り・業者回収・譲渡・買取などさまざまです。
重要なのは、次の3点です。
● 安全性:ガスの残留や取り外しに注意する
● 費用:自治体回収や買い替え引き取りを活用する
● 手間:引っ越しや大掃除と合わせて業者利用も検討
状態とタイミングに合わせて最適な方法を選べば、安全に、負担なくガステーブルを処分できます。

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[著者]

経歴:2019年にエコブレインに入社。以降5年間、広報部での経験を活かし、環境保護の重要性を広めるための活動に尽力している。特にデジタルマーケティングとコンテンツ制作に強みを持ち、多くの記事を執筆している。
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特技: クリエイティブライティング、データ分析とマーケティング戦略立案











