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【2025年最新版】土や石は何ごみ?正しい分別と処分方法を徹底解説

2025/10/29
庭の手入れや鉢植えの植え替え、DIY作業などで意外とよく出てくる「土」や「石」。自然のものだからといって、そのまま捨ててしまうと実は違法になることがあります。自治体ごとに取り扱いルールが異なり、誤った処分は不法投棄として罰則の対象になることもあるため注意が必要です。この記事では、土や石の正しい分別方法から無料・有料の処分手段までをわかりやすく解説します。

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土や石は家庭ごみとして出せるのか

まず知っておきたいのは、ほとんどの自治体では「土」や「石」は家庭ごみとして収集していないという点です。可燃ごみや不燃ごみとして出せるのは人工的な廃棄物が基本であり、自然物である土や石は焼却処理や埋立処分に適していません。設備の故障や環境基準の制約があるため、通常のごみとは別の扱いになります。

一部の自治体では、少量の土や小石を不燃ごみとして出すことを認めている場合があります。しかし、袋の重量制限(10kg以下など)や粒の大きさの制限があり、地域によってルールは異なります。排出前に必ず自治体の公式サイトや清掃センターに確認しましょう。

自治体ごとに異なる取り扱いの理由

自治体によって扱いが異なるのは、処理施設の能力や環境基準が異なるためです。焼却炉では燃えない石や砂が詰まりの原因になることがあり、埋立地では容量や成分の基準を超えると環境汚染の恐れがあるため、受け入れを制限しているのです。

たとえば東京都の一部区では「土・石は家庭ごみとして収集不可」「清掃事務所に相談」と案内されています。こうした地域では、産業廃棄物として専門業者に依頼する必要があります。

不燃ごみとして出せるケースもあるが注意が必要

庭で拾った小石や鉢植えに使っていた少量の土などは、不燃ごみとして出せる場合があります。ただし、湿った泥や砂利のような重量物は回収できないことが多く、回収車への負担を考慮して制限されています。

重すぎるごみ袋は収集拒否の対象になることもあるため、少量ずつ分けて出すのが基本です。また、破損防止のために袋を二重にする、乾燥させてから詰めるなどの配慮も大切です。



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自然に捨てるのは絶対NG!不法投棄のリスク

「自然物だから自然に戻しても問題ない」と考えるのは大きな誤解です。公共の土地や自然環境に勝手に廃棄する行為は「廃棄物処理法」により不法投棄とされ、厳しく罰せられます。

廃棄物処理法では、不法投棄を行った個人に対して5年以下の懲役または1000万円以下の罰金、法人の場合は3億円以下の罰金が科される可能性があります。初犯であっても刑事処分を受けた例があり、決して軽視できません。

さらに、土や石を河川や山に捨てると、土砂崩れや水質汚染など環境への影響も大きく、他人の土地に廃棄した場合は民事トラブルにも発展します。「自然に返す」つもりで行った行為でも、法律上は明確な違法行為となるため注意しましょう。

無料で処分する方法:再利用や自治体サービスを活用

お金をかけずに処分したい場合は、「再利用」と「自治体の持ち込み制度」を活用するのがおすすめです。

庭やプランターでの再利用

一度使った土でも、ふるいにかけて根や石を取り除き、堆肥や腐葉土を混ぜれば再び植物用の土として利用できます。市販の「再生材」や「リサイクル培養土」を混ぜるとより効果的です。

また、小石や砂利は水はけを良くするための防草材や装飾用の石として再利用できます。プランターの底に敷くことで根腐れ防止にもなるなど、実用性は高いです。ただし、古い土に病害虫や雑草の種が混ざっていないか確認し、必要に応じて消毒してから使うようにしましょう。


自治体の清掃センターに持ち込む

自治体によっては、清掃センターに少量の土や石を無料または低料金で持ち込める場合があります。ただし、受付可能な日や時間、数量に制限があるため、事前の確認が必須です。水分が多い状態や異物混入(根・ビニール・プラスチックなど)があると受け入れを断られることもあります。


譲渡・リサイクルを利用

まだきれいな土や砂利は、フリマアプリや地域の掲示板などで欲しい人に譲渡する方法もあります。ガーデニングや家庭菜園を始めたい人には重宝されるため、無料で引き取ってもらえる可能性もあります。取引時には状態を写真で示し、清潔であることを説明しておくと安心です。

有料で効率的に処分する方法:専門業者への依頼

量が多い場合や自分で運べない場合は、有料でも専門業者への依頼を検討しましょう。費用はかかりますが、時間と労力を大幅に節約できます。

不用品回収業者の利用

家庭内の不要品と一緒に、土や石もまとめて回収してくれる業者があります。搬出作業も含まれているため、重たい石や大量の土を運び出す手間が省けます。料金は軽トラック1台分で1万~2万円程度が相場です。複数の業者に見積もりを取って比較することで、よりお得に依頼できます。


産業廃棄物処理業者への依頼

造成や解体などで発生した大量の土や石は「産業廃棄物」とみなされます。この場合は、都道府県知事の許可を持つ産業廃棄物収集運搬業者に処理を依頼します。業者は現地調査を行い、性状や量に応じて見積もりを提示。契約後は専用車両で安全に運搬し、法的に認可された施設で処分します。マニフェスト(産業廃棄物管理票)を発行してもらうことで、処理の正当性も証明されます。


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土や石の分別・処分に関するよくある質問

Q1. 土や石は家庭ごみとして出せますか?

ほとんどの自治体では、土や石は家庭ごみとして収集していません。焼却や埋立処分に適していないため、通常の可燃ごみ・不燃ごみには出せない場合が多いです。少量であれば不燃ごみとして出せる自治体もありますが、事前にお住まいの自治体へ確認が必要です。

Q2. どのくらいの量までなら自治体で処分できますか?

自治体によって上限は異なりますが、「45L袋で1~2袋まで」「1回につき10kg以内」など制限が設けられていることが多いです。大量の土や石は清掃センターで受け入れを断られるため、専門業者への依頼が現実的です。


Q3. 庭の土をそのまま自然に捨てるのは違法ですか?

はい。たとえ自然由来のものでも、河川・山・公園などに捨てる行為は「廃棄物処理法」における不法投棄にあたります。個人でも5年以下の懲役または1000万円以下の罰金が科されることがあるため、必ず正規の方法で処分しましょう。


Q4. 不燃ごみとして出す場合の注意点はありますか?

重量がありすぎると収集車への負担がかかるため、袋の重さを10kg以内に抑えるようにしましょう。湿った土や泥は乾燥させてから出すのが基本です。袋を二重にする、異物を混ぜないなどの工夫も必要です。


Q5. 無料で処分する方法はありますか?

再利用や自治体の清掃センターへの持ち込みを活用すれば、無料で処分できる場合があります。ガーデニングや家庭菜園で再利用する、フリマアプリや地域掲示板で譲渡する方法も有効です。


Q6. 有料で依頼する場合の費用相場は?

不用品回収業者に依頼する場合、軽トラック1台分(0.5立方メートル程度)で1万~2万円前後が一般的です。産業廃棄物として産廃処理業者に依頼する場合は、量や搬出条件によって見積もりが異なります。複数社の相見積もりを取ると安心です。


Q7. 産業廃棄物処理業者に依頼するメリットは?

許可を受けた業者に依頼すれば、法令に沿って安全・確実に処分できます。大量の土や砂利でも短期間で回収可能で、マニフェスト(処理証明書)が発行されるため、処理の正当性も担保されます。


Q8. 植木鉢やプランターの中の土はどうすればいいですか?

植木鉢に残った土は、ふるいにかけて再利用するか、少量ずつ不燃ごみとして出します。鉢自体が陶器やプラスチック製であれば、不燃ごみ・プラごみとして分別しましょう。根や植物は可燃ごみ扱いになります。


Q9. 石や砂利を譲渡する際の注意点は?

重量があるため、配送よりも直接引き渡しがおすすめです。写真を添えて清潔な状態であることを説明し、相手が安心して受け取れるようにしましょう。苔や泥が付着している場合は軽く洗浄してから渡すと好印象です。


Q10. 不法投棄を見つけた場合はどうすればいいですか?

自治体の環境課や警察に通報しましょう。放置された土や石が公共地に不法に投棄されている場合、環境被害が拡大する恐れがあります。自分で片付けるのではなく、必ず行政に報告するのが正しい対応です。

まとめ:ルールを守って安全に処分しよう

土や石は一見ただの自然物ですが、自治体のルールに従わなければ不法投棄とみなされることがあります。まずはお住まいの地域の処分方法を確認し、再利用・持ち込み・業者依頼など、状況に合った方法を選びましょう。

無料で済ませたい場合は再利用や譲渡を、有料でも確実に処理したい場合は回収業者や産廃業者の利用が安心です。正しい分別と処分を行うことで、トラブルを防ぎ、環境にも優しい暮らしを実現できます。ルールを守って安全・快適な生活環境を維持していきましょう。

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[著者]

Y・T

名前: 鈴木 音葉 (Otoha Suzuki)
経歴:2019年にエコブレインに入社。以降5年間、広報部での経験を活かし、環境保護の重要性を広めるための活動に尽力している。特にデジタルマーケティングとコンテンツ制作に強みを持ち、多くの記事を執筆している。
趣味: 読書、ヨガ、カフェ巡り
特技: クリエイティブライティング、データ分析とマーケティング戦略立案

現状のごみ処理が適切かどうか分からない、ごみにかかるコストをもっと下げたい、突発的にでた大量のごみをどうにかしたい、臭いや騒音問題で近隣から苦情が多発、とにかくごみ問題で困っている!など、どんなごみのお悩みもお任せください。20年以上様々なごみ問題を解決してきた実績とノウハウがあります。困った!の電話一本いただければ、経験豊富なコールセンターが迅速に対応いたします。今まで築いてきた全国各地の協力ネットワークもフル活用。北海道から沖縄まで日本全国が対応エリアです。大小関係なくごみの困ったは弊社ごみの専門家までお気軽にご相談ください。

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