【企業向け】ネイルサロン運営者必見!|ゴミの正しい処分法と注意点まとめ

ネイルサロンのゴミの捨て方|法律・分類・廃棄方法まで徹底解説
ネイルサロンでは、日々の施術や清掃を通じてさまざまな種類のゴミが発生します。適切に処理しなければ、法令違反や衛生問題、さらには火災リスクなどにもつながりかねません。特に、ジェルや溶剤といった薬剤類や使い捨ての備品は、一般家庭のゴミと異なる取り扱いが必要になります。
本記事では、ネイルサロンで出るゴミの種類や法的区分、具体的な処分手順から、閉店時の一括処分方法までを詳しく解説します。健全で安全なサロン運営を行うためにも、ぜひ参考にしてください。

ネイルサロンで発生するゴミの種類とその特性
ネイルサロンでは、日常的に以下のような多様な廃棄物が出ます。
- ネイル用のジェル・ポリッシュなどの化学製品
- 溶剤が残ったボトルや拭き取り用ワイプ
- 使い捨てペーパー、マスク、手袋
- 粉塵(削りかす)、ダスト
- 使用済みのコットン、ブラシ
- 壊れた施術機器や家具
これらの廃棄物には可燃性や有害性のあるものも多く、分別方法や処理ルールを誤ると重大なトラブルの原因になりかねません。
化学薬品系のゴミ
ジェルネイル用の溶剤(リムーバー、硬化前のジェルなど)は、揮発性や引火性を持つものが多く、産業廃棄物に分類されることがあります。
特に残量がある場合は注意が必要で、通常のゴミと同じ扱いはできません。
日常的に出る使い捨て用品
施術時に使用するペーパータオルやワイプ、マスク、グローブなどは事業系一般廃棄物に該当することが多いですが、薬剤の付着状態によっては産業廃棄物扱いになることもあります。
具体的なゴミの分別方法は自治体や回収業者によって異なる場合があります。不明な点がある場合は、必ず事前に確認するようにしましょう。
ゴミの分類:事業系一般廃棄物と産業廃棄物
ネイルサロンは事業所に該当するため、廃棄物も一般家庭の「家庭ゴミ」ではなく、「事業系廃棄物」として処理する必要があります。事業系廃棄物はさらに2つに分かれます。
事業系一般廃棄物とは
紙類、梱包材、使い捨ての備品など、家庭と同様の性質を持つゴミが該当します。これらは各自治体のルールに基づいて収集されますが、通常は許可を受けた収集業者と契約する必要があります。
産業廃棄物とは
ジェル、溶剤、薬剤が付着した器具、廃液などがこれにあたります。可燃性・毒性を持つ物質が多いため、都道府県知事の許可を受けた専門業者に委託する必要があります。誤った処分は違法行為とされ、罰則の対象になるため注意が必要です。
具体的なゴミの分別方法は自治体や回収業者によって異なる場合があります。不明な点がある場合は、必ず事前に確認するようにしましょう。

備品や道具の適切な処分方法
ネイルサロンでは、長期間使用した施術機器や家具の処分も避けて通れません。
小型機器・道具
UVライト、LEDランプ、集塵機、ネイルドライヤーなどは、電子機器に該当するため、リサイクルや専門回収の対象になる場合があります。バッテリーやリチウムイオン電池が含まれる機器は、火災リスクがあるため特に慎重な対応が求められます。
家具・大型備品
施術テーブルやチェア、収納棚などの大型備品は、自治体の粗大ゴミ回収を利用するか、不用品回収業者に依頼するのが一般的です。ただし、自治体ごとに「事業活動によって出たゴミは回収対象外」とされることが多く、業者選定は慎重に行いましょう。
適切な廃棄のために確認すべきポイント
- ゴミの性質を確認する – 溶剤系か紙系か、可燃か不燃かなど
- 自治体・業者のルールを把握する – 回収可否、分別方法、収集日など
- 契約業者と明確な役割分担をする – ゴミの保管・運搬・最終処分まで
また、法律の改正や自治体ルールの更新もあるため、定期的な確認と情報のアップデートが不可欠です。
閉店・廃業時に発生するゴミの処分
店舗の閉鎖や移転の際には、大量の廃棄物が一度に発生します。以下のようなステップで計画的に処理を行いましょう。
廃棄物の仕分け
- リサイクル可能な機器・家具
- 引火性・有害性のある薬剤・廃液
- 一般廃棄物に分類される消耗品類
この段階での正しい分類が、後の処理費用や作業効率に大きく影響します。
業者への一括委託
廃棄物の種類が多岐にわたる場合は、ワンストップで処理してくれる産業廃棄物処理業者に一括で委託するのが効率的です。特に「優良産廃処理業者」に認定されている業者であれば、安心して任せることができます。
リサイクル・リユースで廃棄コストを削減
不要になった機器や什器の中には、再利用できるものも多くあります。以下のような手段を活用することで、廃棄コストの削減や環境負荷の軽減につながります。
買取業者への売却
使用頻度の少なかった機器やまだ使える家具類は、中古市場での需要がある可能性があります。見積もりは複数業者に依頼し、最も条件のよい業者を選定しましょう。
リユース・寄付
ボランティア団体や教育機関など、道具の寄付を受け入れている団体を探すのもひとつの方法です。地域貢献にもつながり、サロンの社会的信頼度の向上にも寄与します。

法令遵守と持続可能な運営のために
ネイルサロンでのゴミ処理は、法令や環境保全、地域ルールとの調和が求められる重要な業務です。
- 廃棄物処理法をはじめとする関連法規の遵守
- 自治体や処理業者との連携強化
- 廃棄記録や処理証明書の保管
こうした対応を通じて、万一の監査やトラブル時にも透明性のある対応が可能になります。
ネイルサロンを運営する際のゴミの捨て方に関するよくある質問
Q1. ネイルサロンから出るゴミは家庭ゴミとして出せますか?
A1. 基本的に、ネイルサロンの営業活動から出るゴミは「事業系一般廃棄物」または「産業廃棄物」に分類され、家庭ゴミ(一般家庭ごみ)として自治体の回収に出すことはできません。サロン運営者が責任をもって適切に処分する必要があります。
Q2. ネイル施術で使用したペーパー類やコットンはどう処分すればいいですか?
A2. 使い捨てのペーパーやコットン類は「事業系一般廃棄物」に該当します。可燃ごみとして分別し、自治体の許可を受けた業者に依頼して回収・処分してもらいましょう。なお、薬剤などが染み込んでいる場合は注意が必要です。
Q3. マニキュアや除光液などの薬剤はそのまま捨ててもいいですか?
A3. マニキュア・除光液・溶剤系などの薬品は「産業廃棄物(特別管理産業廃棄物)」に分類される場合があります。可燃ごみには出せません。中身が残っている場合は、専門の廃棄物処理業者に依頼して適切に処理してください。空容器も残量があると同様の扱いになるため注意が必要です。
Q4. 使い捨てグローブやマスクはどうやって捨てるべき?
A4. 使用済みのグローブやマスクは基本的には「可燃ごみ」として扱われることが多く、事業系一般廃棄物として処理します。ただし、感染症などのリスクがある場合は、医療廃棄物として取り扱う必要があるケースもあるため、状況に応じて処理方法を確認しましょう。
Q5. LEDライトやネイル用電気機器が壊れた場合、どう処分しますか?
A5. 照明器具や電気機器は「小型家電リサイクル法」の対象となることがあり、自治体の回収や家電量販店のリサイクル回収ボックスを利用できる場合もあります。ただし、法人名義で購入した機器は産業廃棄物とみなされる可能性があるため、回収業者への相談が必要です。
Q6. サロンの閉店時に大量のゴミが出た場合、どうすればいいですか?
A6. 閉店や移転時に出る大量の不用品や什器などは、廃棄物の種類によって「粗大ごみ」や「産業廃棄物」に分類されます。事業者として処分するため、許可を持つ廃棄物収集運搬業者に依頼しましょう。一括で対応してくれる不用品回収業者もあります。
Q7. ゴミの分別方法はどこで確認できますか?
A7. 自治体によって分別ルールや回収体制は異なりますが、事業系ゴミに関しては自治体のホームページまたは地域の廃棄物対策課へ直接問い合わせることが確実です。また、契約している廃棄物処理業者からも具体的なアドバイスがもらえます。
Q8. 処分業者はどのように選べばよいですか?
A8. 「一般廃棄物収集運搬業」の許可を持つ業者、または「産業廃棄物収集運搬業者」と契約するのが基本です。無許可業者に依頼すると、不法投棄や処分不備によって依頼者も罰則を受ける可能性があるため、信頼性と許可番号を必ず確認してください。
まとめ|ゴミ処分の最適化はサロン品質の一部
ネイルサロンで発生するゴミは、その種類や成分によって処分方法が大きく異なります。薬剤や機器の取り扱いには細心の注意が必要であり、法令に従った正しい処理がサロンの信頼性を高めるポイントになります。
リサイクルやリユースといった持続可能な選択肢を取り入れながら、定期的に業者や自治体との情報共有を行うことで、安全で快適な環境を長く維持できます。日々の適切なゴミ管理が、顧客満足とブランド価値の向上にも直結していることを意識し、サロン運営に取り組みましょう。

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[著者]

経歴:2019年にエコブレインに入社。以降5年間、広報部での経験を活かし、環境保護の重要性を広めるための活動に尽力している。特にデジタルマーケティングとコンテンツ制作に強みを持ち、多くの記事を執筆している。
趣味: 読書、ヨガ、カフェ巡り
特技: クリエイティブライティング、データ分析とマーケティング戦略立案