太陽光パネルの正しい廃棄方法とは?産業廃棄物としての扱い・費用・注意点を解説

太陽光発電の普及により、全国で使用済み太陽光パネルの廃棄が現実的な課題になっています。
太陽光パネルは原則として産業廃棄物に該当し、一般的な家庭ごみや粗大ごみとして処分することはできません。
誤った処分は法令違反や不法投棄につながるおそれがあるため、正しい区分と処理方法を理解することが重要です。
本記事では、太陽光パネルの法的な扱いから、具体的な廃棄方法、費用の目安、ケース別の注意点までを整理し、適正処理の考え方を解説します。
太陽光パネルは何ごみ?産業廃棄物としての基本的な扱い
太陽光パネルは、ガラスや金属、樹脂などの複合素材で構成されており、一部には鉛やカドミウムなどの有害物質が含まれる可能性があります。
このような性質から、太陽光パネルは一般廃棄物ではなく、原則として産業廃棄物として扱われます。
特に、事業活動の一環として設置された太陽光発電設備や、売電を目的とした設備については、排出事業者が処理責任を負うことになります。
自治体によって例外的な対応が示される場合もありますが、自己判断で家庭ごみとして排出することは推奨されません。
太陽光パネルの主な廃棄方法
太陽光パネルの廃棄は、「取り外す作業」と「処分する工程」を分けて考える必要があります。
屋根や架台に固定されたパネルは、まず安全を確保したうえで撤去され、その後に産業廃棄物として適正な処理ルートに乗せられます。
処理工程は地域や施設によって異なりますが、現在はリサイクルを前提とした中間処理が主流になりつつあります。
ただし、設備条件やパネルの状態によっては、最終処分(埋立)が選択されるケースもあります。
なお、無許可業者への委託や、処理内容が不明確なまま引き渡す行為は、法令違反につながるおそれがあるため注意が必要です。

太陽光パネルの撤去・処分にかかる費用の考え方
太陽光パネルの廃棄費用は一律ではなく、設置状況や規模によって大きく変動します。
費用は主に「撤去」「運搬」「処分」という三つの工程で構成され、それぞれの条件によって金額が左右されます。
費用の内訳として考えられる主な要素は、次のとおりです。
・撤去作業にかかる人件費や足場費用
・処理施設までの運搬距離や搬出条件
・処分方法やリサイクル工程の違い
住宅用の小規模な設備であっても、屋根形状や設置高さによって費用が変わることがあります。
一方で、野立て型や産業用の大規模設備では、パネル枚数や重機の使用有無などが費用に影響します。
あくまで目安ですが、撤去から処分までを含めて数十万円単位になるケースもあり、正確な金額を把握するためには現地確認を前提とした見積もりが不可欠です。
ケース別に見る太陽光パネル廃棄時の注意点
住宅のリフォームや建替えに伴う廃棄
住宅の屋根に設置された太陽光パネルは、リフォームや建替えの際に撤去が必要になることがあります。
この場合、建築工事と産業廃棄物処理を同一視せず、それぞれの工程を整理して進めることが重要です。
撤去後のパネルを長期間仮置きすると、破損や不適切な処理につながるリスクが高まります。
工事計画の段階で処分まで含めたスケジュールを立てておくことが望まれます。
事業用・産業用太陽光発電設備の廃棄
事業として設置された太陽光発電設備は、排出事業者が処理責任を負います。
産業廃棄物として処理する場合には、マニフェストの交付や処理委託契約など、正式な手続きが必要です。
処理の流れや委託内容を曖昧にしたまま進めると、後から責任の所在が不明確になるおそれがあります。
契約内容や処理実績の確認を含め、慎重な対応が求められます。
災害や破損が発生した場合の対応
台風や地震などの自然災害によって太陽光パネルが破損した場合、通常の廃棄とは異なる対応が必要になります。
感電や落下といった二次被害の危険性があるため、自己判断で触れず、専門業者や自治体に相談することが基本です。
太陽光パネルの再利用・リサイクルについて
近年は太陽光パネルのリサイクル技術も進展しており、ガラスや金属資源の回収が行われるケースが増えています。
ただし、すべてのパネルが再資源化できるわけではなく、状態や仕様、処理施設の受入条件によって対応は異なります。
「まだ使えるから売却できる」「無料で引き取ってもらえる」といった情報には注意が必要で、実際には処分費用が発生するケースが大半です。
違法処分を避けるために押さえておきたい考え方
太陽光パネルは、見た目以上に法規制の影響を受ける廃棄物です。
処分時には、産業廃棄物としての区分を確認し、許可を持つ処理業者に委託することが基本になります。
特に注意したいポイントとして、次の考え方が挙げられます。
・自己判断で一般ごみとして出さない
・無許可業者や処理内容が不明確な業者に依頼しない
・処理の流れを把握したうえで委託する
これらを意識することで、不法投棄や法令違反のリスクを避けることができます。
太陽光パネル廃棄を検討する際の相談先
太陽光パネルの廃棄は、設置状況や目的によって適切な対応が大きく異なります。
制度上の説明だけでなく、実際の処理実務を理解している事業者に相談することが重要です。
産業廃棄物処理を専門とする エコ・ブレイン では、
太陽光パネルの撤去から適正処理までを一体的に検討し、法令遵守を前提とした対応を行っています。
個別の状況に応じて確認を行うことで、不要なトラブルやリスクを回避することが可能です。

ソーラーパネルの処分に関するよくある質問と回答
Q1. ソーラーパネルは普通の粗大ごみとして処分できますか?
A. 一部の自治体では粗大ごみとして回収可能ですが、多くの自治体では産業廃棄物として扱われるため、通常のごみ回収には出せません。自治体の回収ルールを事前に確認しましょう。
Q2. ソーラーパネルを処分する方法にはどのようなものがありますか?
A. ソーラーパネルの処分方法には、以下の6つの選択肢があります。自治体の回収サービスを利用する方法、専門業者に回収を依頼する方法、買取業者に売却する方法、リユース・リサイクルサービスを活用する方法、施工業者に相談する方法、不用品回収業者に依頼する方法などが挙げられます。
Q3. ソーラーパネルの処分費用はどれくらいかかりますか?
A. 処分費用は方法によって異なります。自治体の回収サービスを利用する場合は数千円程度かかることがあります。専門業者に依頼する場合は、1平方メートルあたり5,000円以上の費用が発生することが一般的です。買取業者に売却できる場合は無料、またはお金を受け取ることができます。リユース・リサイクル業者に依頼すると無料回収されることもありますが、一部リサイクル費用がかかる場合があります。施工業者に相談する場合は、契約内容によって撤去・処分費用が発生する可能性があります。不用品回収業者に依頼すると、業者ごとに費用が異なりますので、事前に見積もりを取ることをおすすめします。
Q4. ソーラーパネルの撤去にはどれくらいの費用がかかりますか?
A. 一般家庭の屋根に設置されているソーラーパネルの撤去費用は、取り外しだけで10万~15万円程度かかることが多いです。加えて、廃材の運搬費が約2.5万円、足場代が1平方メートルあたり700~1,000円、屋根の修復費用が10~100万円かかることもあります。処分費用としては、パネル1枚あたり5,000円前後がかかる場合があります。
Q5. ソーラーパネルを無料で処分する方法はありますか?
A. 買取業者に依頼すれば、状態の良いソーラーパネルを無料で処分できる可能性があります。また、リユース・リサイクル業者が無料回収を行っている場合もあります。施工業者によっては、契約内容に応じて撤去・処分を無償で対応してくれるケースもあるため、まずは問い合わせてみると良いでしょう。
Q6. ソーラーパネルをリサイクルすることはできますか?
A. ソーラーパネルの主要素材であるアルミフレーム、シリコン、ガラスなどはリサイクルが可能です。専門のリサイクル業者に依頼することで、環境に配慮しながら適切に処分できます。
Q7. 産業廃棄物処理業者に依頼する際の注意点はありますか?
A. 必ず産業廃棄物処理の許可を持つ業者に依頼し、不法投棄を防ぎましょう。また、業者によって費用が異なるため、複数の業者から見積もりを取ることが重要です。適正な処理が行われたことを証明するマニフェスト(管理票)を発行してもらえるかも確認しましょう。
Q8. 住宅のリフォームや解体時にソーラーパネルを処分する場合、どこに相談すればいいですか?
A. リフォーム業者や解体業者に相談するのが一般的です。もともとソーラーパネルを設置した施工業者が処分まで対応してくれることもありますので、契約内容を確認してみると良いでしょう。
Q9. 自分でソーラーパネルを撤去することはできますか?
A. 自分で撤去するのは非常に危険なのでおすすめしません。高所作業による落下リスクや、配線処理を誤ることで感電や火災のリスクがあります。安全のため、必ず専門業者に依頼しましょう。
Q10. ソーラーパネルを処分する際の注意点はありますか?
A. ソーラーパネルの処分時には、事故や故障のリスクに注意が必要です。また、パワーコンディショナーや接続箱、ケーブルなどの付属品の処分も忘れずに行いましょう。自分での撤去作業は危険なため、必ず専門業者に依頼することをおすすめします。撤去と処分を同時に手配することで、スムーズな対応が可能になります。
Q11. ソーラーパネルを処分せずに再利用する方法はありますか?
A. 取り外したソーラーパネルを家庭用電源として活用する方法があります。例えば、家庭の主電源として利用する方法、電気自動車の充電に活用する方法、非常用電源として備える方法などがあります。使用可能な状態であれば、再利用を検討するのも良い選択肢です。
Q12. ソーラーパネルの処分を不用品回収業者に依頼するメリットは何ですか?
A. 不用品回収業者に依頼すると、即日回収に対応してもらえることが多く、重いパネルを自分で運ぶ必要がありません。また、ソーラーパネル以外の家電や家具などと一緒に処分できるため、引っ越しや大掃除の際にまとめて処分するのに便利です。ただし、費用が業者によって異なるため、見積もりを複数取って比較することが重要です。
Q13. ソーラーパネルの処分に適した業者を選ぶポイントはありますか?
A. 処分を依頼する業者を選ぶ際は、許可を持った適正な業者であるかを確認しましょう。また、過去の実績や口コミを調べることで信頼できる業者か判断できます。費用面でもトラブルを避けるために、事前に見積もりを取り、追加費用が発生しないか確認することが重要です。
まとめ
太陽光パネルは、原則として産業廃棄物として適正に処理する必要があります。
費用や手続きはケースごとに異なるため、早い段階で正しい情報を把握し、専門家に相談することが重要です。
将来的な廃棄を見据え、「いずれ処分するもの」ではなく「計画的に処分するもの」として考えていきましょう。
エコ・ブレインでは、東京23区をはじめ東京都含めた関東圏はもちろん、埼玉県、神奈川県、千葉県、今まで築いてきた全国各地の協力ネットワークもフル活用し、北海道から沖縄まで日本全国が対応エリアとしています。
廃棄物の分別も弊社が行いますので、分別の仕方が分からないという方もご安心ください!
エコ・ブレインの対応地域例
[東京エリア]
中央区、千代田区、文京区、港区、新宿区、品川区、目黒区、大田区、世田谷区、渋谷区、中野区、杉並区、練馬区、板橋区、豊島区、北区、台東区、墨田区、江東区、荒川区、足立区、葛飾区、江戸川区
八王子市、立川市、武蔵野市、三鷹市、青梅市、府中市、昭島市、調布市、町田市、小金井市、小平市、日野市、東村山市、国分寺市、国立市、福生市、狛江市、東大和市、清瀬市、東久留米市、武蔵村山市、多摩市、稲城市、羽村市、あきる野市、西東京市、西多摩郡、瑞穂町、日の出町、檜原村、奥多摩町
[埼玉エリア]
さいたま市(西区、北区、大宮区、見沼区、中央区、桜区、浦和区、南区、緑区、岩槻区)
川越市、熊谷市、川口市、行田市、秩父市、所沢市、飯能市、加須市、本庄市、東松山市、春日部市
狭山市、羽生市、鴻巣市、深谷市、上尾市、草加市、越谷市、蕨市、戸田市、入間市、朝霞市
志木市、和光市、新座市、桶川市、久喜市、北本市、八潮市、富士見市、三郷市、蓮田市
坂戸市、幸手市、鶴ヶ島市、日高市、吉川市、ふじみ野市、白岡市
[神奈川エリア]
横浜市(鶴見区、神奈川区、西区、中区、南区、保土ケ谷区、磯子区、金沢区、港北区、戸塚区、港南区、旭区、緑区、瀬谷区、栄区、泉区、青葉区、都筑区)
川崎市(川崎区、幸区、中原区、高津区、多摩区、宮前区、麻生区)
相模原市(緑区、中央区、南区)
横須賀市、平塚市、鎌倉市、藤沢市、小田原市、茅ヶ崎市、逗子市、三浦市、秦野市、厚木市
大和市、伊勢原市、海老名市、座間市、南足柄市、綾瀬市
[千葉エリア]
千葉市(中央区、花見川区、稲毛区、若葉区、美浜区、緑区)
銚子市、市川市、船橋市、館山市、木更津市、松戸市、野田市、茂原市、成田市、佐倉市
東金市、旭市、習志野市、柏市、勝浦市、市原市、流山市、八千代市、我孫子市、鴨川市
鎌ケ谷市、君津市、富津市、浦安市、四街道市、袖ケ浦市、八街市、印西市、白井市、富里市
南房総市、匝瑳市、香取市、山武市、いすみ市、大網白里市
その他上記以外の地域も駆けつけます!
ごみの処分など廃棄物関連にお困りの方、疑問がある方など、ぜひエコ・ブレインまでお問い合わせください!

[著者]

経歴:2019年にエコブレインに入社。以降5年間、広報部での経験を活かし、環境保護の重要性を広めるための活動に尽力している。特にデジタルマーケティングとコンテンツ制作に強みを持ち、多くの記事を執筆している。
趣味: 読書、ヨガ、カフェ巡り
特技: クリエイティブライティング、データ分析とマーケティング戦略立案












