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コロナ禍の飲食店での正しい清掃・消毒のやり方とは?

2021/03/24

店舗、とくに飲食店を経営するうえで、清潔な環境を保つことは大切なこと。もちろん、味や接客の質も重要ですが、床やテーブル、トイレ、見える範囲での厨房などが汚れているのを目にしてしまうと、再度来店しようとは思えないですよね。お客さまに快適に過ごしてもらうため、そしてもう一度来たいと思ってもらうためには、清掃が欠かせません。

 

また、昨今は新型コロナウイス感染防止のための行動も必要不可欠です。感染防止と経済活動を両立させるためにも、お客さまに安心感を与える店舗作りと、有効な対策の実施が求められます。

 

飲食店の新型コロナウイルスの対策については、日本フードサービス協会がガイドラインを公表しています。事業を継続するにあたり実施していくべき、新型コロナウイルス感染症防止対策として下記の基本事項が記されています。


✓ 食品の安全と衛生管理

 店舗・施設等の清掃と消毒

 従業員の健康チェックと個人の健康・衛生管理の徹底

 社会的距離の設定と確保への工夫

 


店舗で消毒する目的は、飛沫感染と接触感染を防ぐこと。消毒する場所は、お客様だけでなく従業員の手が触れるところと、せき等が飛ぶところです。

 

飲食店のテーブルや店内のアルコール消毒の正しい仕方


テーブル・ドアノブなど


新型コロナウイルス対策としては、感染を防ぎ、手荒れも防ぐために、マスクと手袋を着用して消毒をしましょう。テーブルなど、消毒する部分が濡れていると消毒液が薄まってしまうので、必ず水分や汚れを拭き取ってから消毒します。

 

水拭きや消毒は、乾いた清潔な布巾や使い捨てのペーパータオルを使用します。消毒液をペーパータオル等に十分含ませてから、必ず一方向に拭きます。このとき一拭きごとに、ペーパータオルもきれいな面を使用することが大事になります。清掃の順番は「きれいなところ」から「汚いところ」へ、そして「上」から「下」へ、「奥」から「手前」へ。テーブルは側面も裏側も汚れているので、消毒の最後に親指を上にして置くから手前に拭くようにしましょう。


奥から手前に一方通行でS字で拭く。往復ワイパーのように拭くのはNG。汚れを右往左往するだけ。

ドアノブや手すりなどの筒状のものも、ギュッと握り、「上から下へ」「奥から手前へ」一方通行で拭きましょう。後戻りすると汚れや菌も戻ってしまいますので、注意しましょう。

 

清掃作業に使ったタオルやマスク等は、ビニール袋に入れて口をしっかり閉じてから廃棄し、最後に手洗いをしっかりしましょう。

 

乾燥させることも重要ですので、直前に使用したテーブルと使用していなかったテーブルを、交互に使うようにして、消毒後の乾燥をしっかり行いましょう。

 


食器・箸


食器や箸などは、80℃の熱水に10分間さらすと消毒ができます。


 

ウイルス対策に効果的なもの

・塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)
テーブル、ドアノブなどに。市販の家庭用漂白剤を、次亜塩素酸ナトリウムの濃度が0.05%になるように薄めて拭いた後、水拭きをする。

・洗剤(界面活性剤)
テーブル、ドアノブなどに一部有効。家具用洗剤の場合、製品記載の使用方法に従ってそのまま使用、台所用洗剤の場合は薄めて使用。

・次亜塩素酸水
テーブル、ドアノブなどに一部有効。消毒したいモノの汚れをあらかじめ落としておく。拭き掃除には、有効塩素濃度80ppm以上(ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムを水に溶かした製品の場合は100ppm以上)の次亜塩素酸水を、消毒したいものの表面をヒタヒタに濡らした後、20秒以上おいてきれいな布やペーパーで拭き取る。

 

知っておこう! 消毒・除菌・殺菌・滅菌の違い


「消毒」

消毒とは「菌やウイルスを無毒化すること」です。
※薬機法に基づき、厚生労働大臣が品質・有効性・安全性を確認した「医薬品・医薬部外品」の製品に記されている。

「除菌」

除菌とは「菌やウイルスの数を減らすこと」です。菌を殺すのではなく除去することを指すため、手を洗ったり、食器洗いや掃除をしたりすることも、広義での除菌と言えます。
※洗剤・石けん公正取引協議会では「物理的・化学的または生物学的作用などにより、対象物から増殖可能な細菌の数(生菌数)を、有効数減少させること」と定義。

「殺菌」

殺菌とは「菌を殺すこと」。除菌と同じで、殺す菌やウイルスの数について、明確な定義はありません。
※薬機法によって、「殺菌」の表示ができる商品は、医薬品や医薬部外品のみに限られている。

「滅菌」

滅菌とは「菌やウイルスといった微生物の数を、限りなくゼロに近づけること」です。滅菌前の状態から、微生物の数を100万分の1以下に減らすことを指します。

 

 

いかがでしたか?
今回は特にテーブルなどお客様が店内でよく触れるものに注目しました。新型コロナウイルス感染症拡大から一年が経過し、「ウィズコロナ」の時代に入っています。今後、経済活動と感染防止を並行するためにも、正しい清掃や消毒が欠かせませんが、通常の運営だけでも大変なのに、手間も時間も人手もかかって大変さが増したことと思います。

 

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