コラム

SDGｓとは？環境問題には何をすればいい？

2021/03/18

多くの企業で取り組まれていたり、最近では教育現場においても耳にするようになった「SDGｓ」。メディアでも度々取り上げられているので、言葉は聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか？

そもそも「SDGｓ」とは「SustainableDevelopment Goals（持続可能な開発目標）」の略称で、「エス・ディー・ジーズ」と発音します。これは、2015年9月の国連サミットで採択された国際目標のことであり、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す内容となっています。

17の大きなゴールと、それらを達成するための具体的な169のターゲットで構成されています。「誰ひとり取り残さない」ことをキーワードに、先進国も含め、全ての国が取り組むべき普遍的な目標となっています。そして政府、企業や地方自治体、アカデミアや市民社会、子ども含めたすべての人が行動を求められている点が特徴的でしょう。

17のゴールの詳細は？

SDGsは、社会、経済、環境の3側面から捉えることのできる17のゴールを、統合的に解決しながら持続可能なよりよい未来を築くことを目標としています。

①貧困や飢餓、教育など未だに解決を見ない社会面の開発アジェンダ
②エネルギーや資源の有効活用、働き方の改善、不平等の解消などすべての国が持続可能な形で経済成長を目指す経済アジェンダ
③地球環境や気候変動など地球規模で取り組むべき環境アジェンダ
といった世界が直面する課題を網羅的に示しています。

17の目標

目標1：「貧困をなくそう」

目標２：「飢餓をゼロに」

目標３：「すべての人に健康と福祉を」

目標４：「質の高い教育をみんなに」

目標５：「ジェンダー平等を実現しよう」

目標６：「安全な水とトイレを世界中に」

目標７：「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」

目標８：「働きがいも経済成長も」

目標９：「産業と技術革新の基盤をつくろう」

目標10：「人や国の不平等をなくそう」

目標11：「住み続けられるまちづくりを」

目標12：「つくる責任つかう責任」

目標13：「気候変動に具体的な対策を」

目標14：「海の豊かさを守ろう」

目標15：「陸の豊かさも守ろう」

目標16：「平和と公正をすべての人に」

目標17：「パートナーシップで目標を達成しよう」

年々深刻さを増す地球環境問題

私たちが暮らす地球は、様々な環境課題を抱えています。その課題は、地球温暖化や水不足、大気汚染、資源の枯渇、放射性廃棄物の処分など多岐にわたります。

環境課題の解決に向けて、日本における取り組みの一つとしては、廃棄物の減量や抑制、再資源化といった循環型社会への促進が挙げられるでしょう。科学技術が進歩し、脱炭素社会も目指されるようになりました。

世界各国でも環境問題についての対応策が取り組まれていますが、昨今ですと、わが国でも「レジ袋有料化」が義務化されたように、増加し続けるプラスチックごみに関する試みがなされていることは、ご存知の方が多いことと思います。

現代は、技術の進歩により生産性が高まり、モノにあふれている国が多くあります。
しかし、モノを生産・消費することは資源の消費につながり、資源の枯渇の可能性をも高めます。

上記の目標12：「つくる責任つかう責任」は、持続可能な生産消費形態を確保することを目的とし、「2030年までに、予防、削減、リサイクル、および再利用（リユース）により廃棄物の排出量を大幅に削減する」という小さな目標が定められています。そのほかにも、天然資源の管理・効率的な利用や、食品ロスの減少、化学物質や廃棄物の放出の削減などが盛り込まれています。

この目標の達成のためには、生産工程における廃棄物の発生抑制や、消費者へのリサイクルやリユースの協力呼びかけ、そして実際に行うことが必要となります。

持続可能な世界のため、廃棄物関連の取り組み

持続可能な生産と消費のために、私たちができることは何でしょうか？

例えば…

食品ロスの削減・食品リサイクル

リサイクルやリユース

ごみの適正分別

資源ごみの分別収集

温室効果ガス排出量の抑制

などが挙げられます。

今すぐにでも取り組めそうなものもありますが、「どう手を付ければいいか分からない」「そもそもできるものなのか？」というものもあるでしょう。

エコ・ブレインでは長年廃棄物関連業務に携わってきた経験から、ごみにまつわるお悩みの解決策のご提案をしています。「SDGｓに取り組みたいけれど、何をしたらいいかよくわからない」とお悩みの方、私たちがサポートいたしますので、ご相談くださいませ。