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ニーズ高まる野菜の売れ残りはどうなるのか?

2020/09/15

新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、緊急事態宣言が発令され、「ステイホーム」という新しい行動様式が広まりました。緊急事態宣言解除後も、第2波を懸念し外出自粛やテレワークを選択する方が多数です。そのため家庭内食の比率は、総務省が行った家計調査(2人以上世帯)では、5月時点で比較可能な2000年以降で過去最大となりました。

 

全国スーパーマーケット協会が8/21に公表した「スーパーマーケット販売統計調査」では、7月の全国スーパー売上高は既存店ベースで5.6%増と、コロナウイルス拡大が見られ始めた2月以降連続で増加しています。7月は特に青果は家庭内食の増加と天候不順により野菜の値上がりで、12.1%と大きく数字が伸びました。一方で、総菜は2020年上半期(16月)の売上高が既存店ベースだと減少を見せています。

 

感染拡大の収束の見通しがまだまだつかないなか、消費者の節約志向の強まりを指摘する声もあり、家庭内食の需要は長期化していくとみられます。

 


食品もリサイクル!



まだまだ続くと思われる巣ごもり消費によって、特に生鮮品のニーズは高い水準にあります。八百屋や食料品を扱うスーパーはもちろん、最近ではコンビニにおいてもカット加工されていない野菜の販売も見られるようになりました。一度にたくさん買って、あまり外出しないようにする際は、カットされていない素の状態の野菜を購入する人が多かったようです。

 

しかし、長続きした梅雨と日照不足といった天候不順により、キャベツやレタスなどの葉物をはじめ多種類の野菜の価格が高騰しています。ものによっては店頭価格が例年の1.5~2倍と、消費者側もなかなか手を伸ばしにくい状況となっています。そのため半分や1/4に切られたものや、袋詰めされたカット野菜が人気で、売り手側も購入してもらえるような工夫をしています。

 

とはいえ、生鮮品は鮮度が命なため、販売できる期間は短く売れ残った場合は廃棄となります。また、カット加工した際には、否応なしに加工くずがでてきてしまうもの。スーパーなど食品卸売・小売業者からでた、売れ残り野菜や野菜くずといった食品廃棄物として一般廃棄物として処理されます。

 

ただ、この売れ残り野菜や野菜くずはゴミとして処理されるだけではなく、食品リサイクル物(食品循環資源)として切り替える道もあるのです!再生利用工場で処理することで、飼料・肥料等に生まれ変わります。そして、農業等で有効に活用されたりと循環していきます。

 

野菜くず以外も、食肉や小麦製品、廃油など食品廃棄物として処理されるものだった品も、リサイクルが可能です。

 

 

法律が定められている!



日本では、食品リサイクル法(食品循環資源の再生利用等の促進に関する法律)が定められています。

 

これは、食品の売れ残りや食べ残し、また製造過程で大量に発生している食品廃棄物等の排出の抑制と資源としての有効利用を推進し、環境負荷の少ない循環を基調とする循環型社会の構築を目的としています。

 

対象となるのは「食品関連事業者」です。食品関連事業者は、事業所の規模に関わらず、食品廃棄物等の再生利用等に取り組むことになります。ですので、食品小売業者にあたる八百屋やスーパー、コンビニも対象となります。

 

食品関連事業者のなかでも、食品廃棄物等の前年度の発生量が100t以上である場合は「食品廃棄物等多量発生事業者」といいます。こちらは、毎年度、主務大臣宛に食品廃棄物等の食品循環資源の再生利用等の状況を報告することが義務づけられています。

 


食品リサイクルについてお困りの方



「食品リサイクル法に取り組まなければどうなる?」

「定期報告をしなかったら罰せられる?」

「まず、リサイクルの対象となる品目は?」

 

野菜の需要が高まりつつも、天候不順による高騰などで、日々の仕事が大変ななかで食品リサイクルについて調べるのも、考えるのも一苦労。

 

様々なごみ問題を解決してきたエコ・ブレインでは、食品リサイクルについても取り組んでいますので、どんなごみの悩みも適切な解決方法をご提案いたします!リサイクルの判断基準から、指導基準・罰則までの流れをご説明し、お客様とご一緒に具体的な解決まで導きます。

 

食品リサイクル化によってコスト削減できた事例もありますし、弊社では食品残さの一部の買い取りをおこなっていますので、コスト面についてもご相談ください。

 

「“ゴミ”という感覚が強くて、リサイクルのイメージが湧かない…」なんて方は、ご契約の際はリサイクル施設等にご案内しますので、ご覧いただければと思います。製品や再生品として生まれ変わるまでの過程を実際にご覧いただき、一緒に廃棄ゼロ社会をめざしていきましょう!

 

 

食品リサイクルについてお困りの方、疑問がある方は、エコ・ブレインまでお問い合わせください!

現状のごみ処理が適切かどうか分からない、ごみにかかるコストをもっと下げたい、突発的にでた大量のごみをどうにかしたい、臭いや騒音問題で近隣から苦情が多発、とにかくごみ問題で困っている!など、どんなごみのお悩みもお任せください。20年以上様々なごみ問題を解決してきた実績とノウハウがあります。困った!の電話一本いただければ、経験豊富なコールセンターが迅速に対応いたします。今まで築いてきた全国各地の協力ネットワークもフル活用。北海道から沖縄まで日本全国が対応エリアです。大小関係なくごみの困ったは弊社ごみの専門家までお気軽にご相談ください。

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