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夏の風物詩「花火」の捨て方とは?

2021/08/20
夏といえば「海」や「お祭り」など様々なものが思いつきますが、その人としてよく上がるのが「花火」。夜空に打ち上げられた大輪の花火も見ものですが、キラキラと色鮮やかに手の中で輝く手持ち花火も風流です。
コロナ禍で気軽に外出できず、花火大会の中止が相次ぐ今、個人で手軽に楽しめる「手持ち花火」の売り上げは伸びているそう。住宅街でも楽しめるような音や煙が少ないものも登場しており、家庭で花火をするハードルは低くなっていると言えるでしょう。

家族や友人と楽しく手軽に花火を楽しめる「手持ち花火」ですが、後始末と片付け方が気になるところ。「燃えるごみでいいのか?」「特別な捨て方がある?」「使用済みと未使用で変わる?」など疑問に感じる方も多いかと思います。

そこで、今回は家庭用の花火の捨て方についてみていきたいと思います。

手持ち花火・家庭用花火とは?

まず家庭で楽しめる花火はどんな種類があるのでしょうか?
家庭用花火は「おもちゃ花火」とも呼ばれており、購入や使用に免許が不要な花火です。日本では、公益社団法人日本煙火協会による安全基準の規格もあり、検査に合格した国内に流通する国産・輸入品のおもちゃ花火には「SFマーク(Safety Fireworks)」がつけられています。

また、「火薬類取締法」で規格が定められており、花火一つあたりの火薬量が手持ち花火は15グラム以下、スパークル類(火薬が棒に直接塗られている種類)は10グラム以下と決められています。


使用期限はある?

花火には、基本的には使用期限がありませんが、10年間が使用期限と言われています。
数年前に購入した花火であっても、保管状態によって問題なく点火できることもあります。花火を保管する際は、直射日光のあたらない常温常湿の場所に保管するようにしましょう。

なお、湿気を含んでいる場合でも、1日程度天日干しすれば使えることもあるようです。ただし、中の金属粉が酸化してしまっている場合は、処分する必要があります。保存方法が良くなければ、1年でもこういった状態になってしまうケースは多々あります。また、本体が変形している、潰れている、中身が出ている、はがれている、柔らかくなっているなどの異変があったら、使用せずに廃棄するようにしてください。ケガのもとになってしまう危険がありますので、ごみとして処分しましょう。


使用済みの家庭用花火の処分方法

家庭用で遊んだ花火は、使用後にそのまま捨てることはできません。火薬部分が残っている場合、再度発火し、爆発・火災の原因となってしまう恐れがあるためです。

使い終わった花火を捨てる前には、水に漬けておく必要があります。少なくとも一晩、できれば数日〜1週間ほどつけておくと安心です。
火薬部分も完全に水に浸かったら、多くの自治体では水につけた上で「可燃ごみ」としてそのまま捨てることが可能です。ただ、自治体によっては「不燃ごみ」となったり、そもそもごみとして回収しない自治体もあるため、事前に確認しておくことをおすすめします。

【処分方法例】
東京都国立市可燃ごみ 水で湿らせてから
埼玉県さいたま市可燃ごみ 水で湿らせてから
千葉県柏市可燃ごみ 水で湿らせてから
愛知県名古屋市可燃ごみ 水に浸し、発火しないようにして


未使用の家庭用花火の処分方法

上記でも触れたように、花火は基本的に消費期限が設定されておらず、保管状態が良ければ使用することができます。ただ「10年間」の目安があり、それ以上経過している花火は、安全のために使用しない方がいいでしょう。また、酸化していたり、本体が変形しているなどの場合は、速やかに処分してください。

未使用の花火も使用済みの花火と同じく、水に数日浸からせれば、家庭用ごみとして排出できる自治体が多くあります。できれば3日〜1週間ほど漬けておきましょう。未使用の花火は多くの火薬が残っているため、使用済みの花火よりも注意を払う必要があるのです。

花火薬部分がしっかりと浸水したら、可燃ごみまたは不燃ごみとして捨てましょう。火を水に数日つけておくだけでなく、さらに濡らした新聞紙で花火を包むと、花火の乾燥を防げて、安全に廃棄することができます。

なお、使用済みと同様、自治体によっては回収を行っていないところもあり、「専門業者に依頼するように」としているところもあります。事前にお住まいの自治体の処分方法を確認しておきましょう。

【処分方法例】
東京都葛飾区:未使用の花火の処分は、専門業者に依頼
神奈川県横浜市可燃ごみ 未使用のものは水に濡らして



花火が原因でゴミ収集車の火災が発生することもあります。花火をごみに出す場合は、上述したように火薬部分を十分に水につけ濡らし、場合によっては濡らした新聞紙で包むなど、安全に配慮した形で捨てるようにしましょう。

しっかりと水に浸けた花火は「可燃ごみ」として処分できますが、自治体によっては「不燃ごみ」に分別していたり、回収不可なところもあるようです。

自治体で回収できない場合は、不用品回収業者に依頼しましょう。危険物も取り扱っている不用品回収業者であれば、花火も回収処分が可能です。さらに、希望日時に自宅まで取りに来てくれるので、捨てる手間が省けて楽に処分することができます。

エコ・ブレインでも回収を行っていますので、花火の処分にお困りの方はお問い合わせください!
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