1. 世田谷区のごみ処分ルール概要

世田谷区では、事業活動で発生したごみ（事業系一般廃棄物・産業廃棄物）は、事業者の責任において適正に処理する必要があります。事業ごみを家庭ごみの集積所へ出す行為は不適正処理にあたり、法令違反となるおそれがあります。

世田谷区での基本的な処理方法

• 区収集（事業系有料ごみ処理券）：家庭ごみの収集に支障のない量に限り、1回30kg未満（概ね45L袋×3袋以内）であれば区の有料収集を利用できます。世田谷区の「事業系有料ごみ処理券」を貼付して排出します（料金は券種により異なります／2023年10月改定）。
• 自己搬入（持ち込み）：所定の条件を満たす場合、清掃工場等へ自ら搬入できます（処理手数料は1kgあたり17.5円）。事前に「事業系一般廃棄物ガイドブック」を参照のうえ、管轄の清掃事務所へ確認してください。
• 許可業者委託：継続的・多量の排出や時間指定が必要な場合は、世田谷区長の許可を受けた一般廃棄物収集運搬業者へ委託します（処理料金の上限は1kgあたり46円）。
• 産業廃棄物：法定品目（廃プラスチック類、紙くず、木くず、金属くず、ガラス・陶磁器くず、汚泥、廃油 等）は東京都知事許可の産業廃棄物処理業者へ委託し、マニフェスト（電子可）で管理します。

なお、事業活動に伴う粗大ごみは粗大ごみ受付の対象外です。家電リサイクル法対象品、パソコン等の区で収集できない品目は、販売店やメーカー回収、許可業者への委託等をご利用ください。

※制度・手数料・対象品目は改定の可能性があります。運用前に世田谷区公式サイトおよび所管窓口で最新情報をご確認ください。

2. 事業者が注意すべき廃棄物区分

事業系一般廃棄物：飲食店の生ごみ、オフィスの紙くず等、見た目が家庭ごみに似ていても事業由来であれば事業系一般廃棄物として扱います。

• 区収集（事業系有料ごみ処理券）：1回30kg未満（概ね45L×3袋以内）に限り利用可。
• 許可業者委託：世田谷区長の許可を受けた一般廃棄物収集運搬業者と契約（料金上限は1kgあたり46円）。
• 自己搬入：清掃工場等へ搬入可（1kgあたり17.5円）。条件や手順はガイドブック参照のうえ事前確認。

産業廃棄物：廃プラスチック類、紙くず、木くず、金属くず、ガラス・陶磁器くず、汚泥、廃油などの法定品目は東京都知事許可の産業廃棄物処理業者へ委託し、マニフェスト（電子可）で処理記録を管理します。

3. 世田谷区の事業者で多い排出例

• 飲食店：生ごみ、廃油、グリストラップ汚泥、びん・缶・ペットボトルなど
• オフィス：機密書類、什器、OA機器、段ボールなど
• 倉庫・物流：パレット、梱包資材、廃プラスチックなど
• 医療・福祉：紙おむつを含む日常系ごみなど

4. エコ・ブレインの対応サービス（世田谷区エリア）

• 事業系一般廃棄物の定期回収・スポット回収（許可業者との連携を含む）
• 産業廃棄物の収集運搬・処分手配／マニフェスト発行（電子可）
• オフィス・店舗・倉庫の大型廃棄物の搬出〜処分
• 飲食店向けの廃油回収・グリストラップ清掃
• 夜間・早朝・休日の回収にも対応（営業を止めない運用設計）

5. 実際の対応事例（世田谷区）

6. まとめ

• 区収集は1回30kg未満（概ね45L×3袋以内）まで事業系有料ごみ処理券で利用可。
• 自己搬入は1kgあたり17.5円（条件有／事前確認）。
• 一般廃棄物の許可業者へ委託する場合、料金上限は1kgあたり46円（一部例外あり）。
• 産業廃棄物は都許可業者へ委託し、マニフェスト（電子可）で管理。
• 事業由来の粗大ごみは粗大ごみ受付の対象外。対象外品は販売店回収や許可業者へ。

エコ・ブレインでは、世田谷区内の事業系廃棄物処分をワンストップでサポートします。回収頻度・時間帯・費用のご相談、マニフェストや手続きもお任せください。